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2011年 初夢

こんにちは

すっかり、お正月気分も覚めました。
2011年の発車です。初詣も済み、七草がゆもいただき、出初式も、成人式も次々と済んでゆきます。
遅ればせながら私の初夢の紹介です。みなさんもよくご存じ日本神話の「因幡の白兎」です。

大国主の命 (おおくにぬしのみこと)には多くの兄弟(八十神)がいました。
隣の因幡(いなば)の国に、八上姫(やがみひめ)というたいへん美しい姫がいるという噂が伝わってきました。
神々は自分のお嫁さんにしようと因幡の国へ出かけて行きました。
八十神は大国主の命に旅の荷物を全部背負わせ大きな袋を肩に掛けて、後からゆっくりとついていきました。
気多(けた)の岬に着くと、裸のウサギが伏せっています。
そこには毛をむしり取られて赤い肌を出したウサギが死んだようにうずくまっていました。
先を歩いていた八十神達は、「おい、おいウサギさん。早く元の様な体にもどりたければ、海の水を浴びて小高い丘の上で風に吹かれて寝ていれば治るぞ。」と指示しました。
ウサギがその通りにすると、海水が乾くにつれて身の皮が風に吹き裂かれました。
ウサギが痛みに苦しんで泣き伏せていると、そこに遅れて大国主の命がやって来ました。
大国主の命が何があったのかと問うと、ウサギはこう答えました。
『私は淤岐嶋にいて、こちらに渡ろうと思いましたが、渡る手段がないので、海の和邇(わに)に、「お前と私とでどちらが仲間が多いか競争しよう。できるだけ仲間を集めて気多の岬まで一列に並びなさい。私がその上を走りながら数えて渡るから」といいました。和邇(わに)はいわれた通りに一列に並び、私はその上を跳んで行って、地面に下りようとするときに、「お前たちは騙されたんだよ」というと、和邇(わに)は私を捕えて皮を剥いでしまいました。先程通りかかった八十神にいわれた通りにしたら、すっかり傷だらけになってしまいました』。
大国主の命はウサギに、河口へ行って真水で体を洗い、そこに生えている蒲の花粉(蒲黄)を取ってその上で寝るといいと教えました。
ウサギが教えられた通りにすると体は元通りに直りました。
このウサギは、後に、菟神と呼ばれるようになりました。
ウサギは大国主の命に、「八上姫 (やがみひめ)」は八十神ではなくあなたを選ぶでしょう」と言いました。

2011年、私の初夢は、因幡の白兎でした。
今年は政治、経済、社会、そして教育も脱兎の如くではなくゆっくり、慎重に健全に前向きで進んでもらいたいものです。

初夢 11.01.10

Text & Photo & Illustration & Animation by K.Nozaki

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