管理人メモ

2007.3.10 スポーツベンチャー塾

テーマ 順天堂大学公開講座「スポーツベンチャー塾 〜スポーツビジネスの可能性〜」

期日 平成19年3月10日(土)14:00〜16:00
会場 順天堂大学本郷キャンパス10号館

趣旨
企業における年功序列や終身雇用制度の崩壊から、近年は新たに自ら「独立起業」する時代が到来している。 ここスポーツ業界でも、数多くのベンチャー企業が起業され、今日、スポーツに関わるさまざまな分野で活躍している。 起業に向け、必要なこととは何か、実際の起業家からその知識や手法を学び、理解を深める。

講師 大竹弘和(総合システム研究所株式会社社長・鹿屋体育大学客員教授)


【管理人の感想】
「スポーツをコンテンツ(≒情報・創作物)として、どんなビジネスが考えられるか?」
をメインテーマに講義が進められました。主な内容は以下の通りでした。

  1. 起業の精神は、「事業を通じて社会の問題を解決する」(ソーシャルベンチャー)ことに あり、単にお金儲けだけを目的とするものではない。自分の持っている能力は何かを精査し、 大企業にはできない「スキマ」を狙うことが大切である。
  2. 今後、指定管理者制度の更新時期が近づいており、起業のチャンスと考えるべき。ただ、 その際にはベンチャー単独では難しいので、他の企業とコンソーシアムを組むことになる。 その際には、ギブ・アンド・テイクの考えをしっかり持ち、また、契約をきちんと交わし、 お互い納得の上で、対等の立場で協力し合うべきである。
  3. 従来、スポーツはボランティアで成り立つものであり、スポーツのサポートの対価を求め ることは良くない事だとされていた。しかし、スポーツがビジネスとして成り立つことは スポーツの広がりの可能性を持ち続けられることである。
べつに起業するつもりはないけど、スポーツの指導やチームの運営が無償ボランティアに依存するのではなく、 事業として自立できる道を模索することが必要だと常々感じていたので、参考になりました。